前回の日記で「桜の葉」について少し触れましたので今回はもう少々踏み込んだお話。
「桜の葉」は桜餅など春の和菓子には欠かせない存在で、最近は「桜スイーツ」の人気もあり非常に需要も増えているそうです。
その「桜の葉」の生産地をご存知ですか?
「桜の葉」はその99%近くを、静岡県西伊豆にある松崎町という小さな町で生産されています。
松崎町と聞いて、十勝に造詣が深い方でしたらピンと来るかもしれません。
この西伊豆松崎町は、帯広を中心とする十勝地方を開拓した依田勉三の出身地なのです。
そう、この十勝にある共働学舎が“さくら” を作った事はもしかすると運命的な出会いだったのでは!などと感じでしまいます。
それは昨年の初夏の事。静岡のとある企業の理事長さまが共働学舎を訪問された時の事でした。
理事長さまのお客様から「チーズが買いたい」とリクエストがありお立ち寄りいただいたそうですが、たまたま立ち寄ったこの共働学舎で、西伊豆産の桜の葉を使っていることに非常に関心をお持ちくださりました。
ちょうどその頃我々も“みょうばん”を使用している桜の葉に 苦労している時で(詳しくは前回の日記をお読みください)、そのことをご相談すると「それでしたら、無添加で最高の“桜の葉”の生産者をご紹介しますよ」と一軒の桜の葉生産者様をご紹介くださいました。
その生産者さんでは昔ながらの大きな木桶を使用し、塩だけで桜の葉を漬けている、まさに“こだわりの逸品”で、老舗和菓子屋さんからの引き合いも多いとか。
昨年秋に、いただいたサンプルで試作をしてみると、それまでとまるで違う、口に含むと桜の香りがふわりと広がる、優しい味わいのチーズに仕上がりました。
次回は、さらに『桜の葉の畑』に行ってきた時の模様をお伝えします。
通常、桜は“木”ですよね?『桜の葉の畑』って想像つきますか?
hi^-^de