西日本では梅雨明けが発表され、いよいよ夏本番でしょうか!
北海道は梅雨が無いと言われますが、ここ数年6~7月の新得は長雨が続きます。
“蝦夷梅雨”などともいわれますが、あまり日照時間が少ないと秋の収穫が心配です。
それでも、雨上がりのミンタルガーデンに目を向けると、なかなか風情があって綺麗です。
ここは駐車場裏、ウッドチップで敷き詰められた遊歩道。
左右に白やピンクのお花が咲き誇っています。
さて、この写真の中に「夏のチーズ」になる木が隠れています・・・。
わかりますか?
近づいてみましょう!
この木「ヤチヤナギ」といいます。
もう、作り始めて4~5年経ちますので、共働学舎チーズファンには定着しましたでしょうか?
ヤチヤナギは「ヤマモモ科の落葉小低木」です。
その名前から柳の仲間と思われている方が多いですが、背丈は大人の腰の位置くらい。
“ヤチ”とは“谷地”と書き、湿地帯などを意味します。
主に湿地帯に自生していて、以前は北海道でも多く自生していたそうですが、現在は絶滅の危惧もあるとの事。
数年前より北海道林業試験場と共同研究し、加工製品にすることにより、栽培していこうと取り組んでいます。
近づいてみましょう。
細長く、先の丸い葉が特徴で、セージのような“スーッ”とした清涼感のある香りが特徴的です。
この写真の葉はだいぶ成長していますが、生えたばかりの若葉を収穫し細かく粉砕してチーズにまぶしています。
これはヤチヤナギの雌株。ビールのホップに似ています。
中世のヨーロッパではこのヤチヤナギを使用してビールを仕込んでいたとのこと。
現在も北欧では現在でもスピリッツやリキュールなどに仕込んでいるそうです。
ヤチヤナギは明日7月20日より受注を開始いたします!
詳しくは「お買い物ページ」をご覧ください。
http://www.kyodogakusha.org/online-shop.html
出荷用のヤチヤナギは約10日の熟成をしたものですが、農場では特別にフレッシュのヤチヤナギチーズを限定販売しています。
フレッシュチーズですので、ヤチヤナギもより鮮烈に香り、清々しさを感じます。
しかし、残念ながら賞味期限が短いためご出荷はご遠慮いただいております。
また、いつも店頭に並んでいるわけではありませんので、出会えた時がチャンスです!
夏本番を迎え、冷たく冷えたビールや白ワインのお供に「夏のチーズ」をぜひ添えてください。
hi^-^de