雪が解け始めた頃から、やさいの種まきが始まりました。
今年は、踏込み温床に挑戦! 落ち葉の発酵熱を育苗に利用するのです。
微生物が、有機物を分解する際のエネルギーです。
育苗の温床内では、小さな種から育った芽が揃い始めています。
「味わい便」をお楽しみに ! teru
雪が解け始めた頃から、やさいの種まきが始まりました。
今年は、踏込み温床に挑戦! 落ち葉の発酵熱を育苗に利用するのです。
微生物が、有機物を分解する際のエネルギーです。
育苗の温床内では、小さな種から育った芽が揃い始めています。
「味わい便」をお楽しみに ! teru
寒い冬も、暑い夏も ブタは放牧地を走りまわっています。
そして、ホエイをゴクゴク飲みほします。
昨年は、赤ちゃんブタも放牧!
雪が溶け、春の穏やかな日は 本当に気持ち良さそうです。
秋には、みんなで木の実を拾います。
これがブタも大好物!
土も大好きなブタは、土まみれでもへっちゃら!
山には草も生え、待ちに待った放牧です!
出発前、みんな気づいているのか!
少しそわそわしています。
はしゃいで走り出しました!
追いつけません!
おっと!?
急勾配!!
やっぱり気持ちイイ!!
さらにミルクが美味しくなるぞ~っ teru
このたびの東日本大震災により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、
被災された皆さまに心からお見舞いを申し上げます。
現在、この“牛乳山だより”を担当しています私は、正直 3・11後に
どのような言葉をここに連ねたらよいのだろうか、とても悩んでいました。
刻一刻と変化する状況に、何を想い、どう行動するべきか、答えが見つかりませんでした。
私は、「クリーン・安全・低コスト」と謳う原発は、全てが偽りだと再認識しました。
“自然エネルギーの循環”を基盤に33年前この十勝・新得で農場を開いた代表の宮嶋は、
放射線物理を学んだからこそ、本当に大切なものをみんなで追い続けているのだと、この震災を機に改めて知りました。
共働学舎新得農場は、土・草・牛・ミルク・チーズ・堆肥・野菜・人・動植物・虫・微生物・太陽・月・地球・星・水・木...など、自然における様々に循環する農業を行っています。
そして 私たちは、様々な人々に助けられて生きています。
地震後、学舎の食堂に集まり、被災された方々への支援の方法を話し合いました。
チーズは、“生もの”として扱われ、救援物資としては受け入れられないとの事でした。
野菜も、調理の手間がかかることと、生産量の不足により適いませんでした。
微力ではありますが、みんなで義援金を集め、町内でレトルト食品を購入し救援物資として届ける事としました。
各方面から集められた救援物資と一緒に運搬トラックへ載せ、被災地へ届けられました。
次に、震災の影響によりお届けする事の出来なくなった“さくら”を「さくらチーズチャリティー」とし、
地域を中心にお声を掛けさせて頂き、たくさんの方々のご協力のもと、
819個のチーズ代として預かりました協力金(245,956円)を全額 社会福祉協議会を通じて
被災地の皆様に義援金としてお送り致しました。 深く感謝申し上げます。
現在も、共働学舎新得農場内 “ミンタル”にて、支援のご協力をお願いして居ります。
今後、共働学舎新得農場が出来ることは、33年通じてやってきた循環農業を継続すること。
そして、この農場内で起こる“生命の循環”を、エネルギーと発酵微生物を中心に
様々な方法でお伝えすることだと感じています。
課題もたくさんあり、完璧ではありませんが、目標や目的意識を高く持ち、
自然との調和を考え、自然と共に生活しています。
私は、この農場へ来て二年が経ちました。
ここでの生活で、“豊か”であるという概念が変わりました。
みなさまは、この“豊か”というものを、これからどのように求めるのでしょうか。
私たちの暮らし方が、これからの世代への一つの提案であると考え、
今後も、共働学舎新得農場のホームページ等にて、私たちの日常をお届け致します。
これ以上の被害拡大を阻止し、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
そして、この震災を本当の教訓に、人々の意識が変わり、行動となりますように。
私には、1歳半のもう少しで言葉を喋りそうな息子がいます。
どうか、この子の未来の為にも・・・ teru
こちら新得は昨日揺れを感じましたがメンバー、動物、施設など被害はありません。
各メディアから伝えられる各地の凄惨な事態に、心が痛みます。
これからも余震、津波、が心配されております、皆さま及びその周りの方々がご無事で過ごされることをお祈りいたします。
パリで “ MOF ” (フランス国家最優秀チーズ熟成師) を決める
コンクールが2月22日に開催されました。
最終選考に残った9名の挑戦者のうち、2名のディスプレイに
共働学舎の 「 さくら ・ 笹ゆき 」が使用されました!!
“MOF”とは、日本でいうところの「人間国宝」のようなものです。
各分野のフランス第一等職人を選出するコンクールあり、
MOF獲得は、フランスのチーズ熟成師の憧れであり、そして最高の名誉となっています。
フランソワ・ロバン氏 のプラトー
「さくら」が選ばれています。
ドミニック・ブッシェ氏 のプラトー
「笹ゆき」が選ばれています。
※ プラトー = フランス語で、ディスプレイ盛り付けの意味です。
最終結果は、今年5月 どうなるか楽しみです! teru
代表・宮嶋による新規就農に向けての講義を定期的に行なっています。
本日のテーマは、「世界のチーズ工房と酪農経営について」です。
写真の研修生は後ろ姿ですが、みんな真剣! teru
(講義の途中に突然訪れる宮嶋の鋭い質問にちょっぴりビクビクしている様子です)
北海道小平町にある「寧楽共働学舎」に、豚肉加工研修のため出張してきました。
寧楽共働学舎は、豚・鶏・畑・パンが生活の基本となっています。
ドイツでソーセージ作りを学んでいた寧楽のメンバーから、
本場の製作工程を学ぶことが出来、新得での豚肉加工に必ず生かしたいと思います。
寧楽ソーセージは、無添加でありながらプリッとした食感で、とっても美味しかったです!
寧楽は、20人ほどが共に働いています。 ヤギもいます!
食事の時などもとても楽しく、交流が深まりました。
数年前に火災が発生し、母屋などを建てかえる事となったのですが、
新しい建物は、仕事と生活が両立出来る上手な設計で住み心地が良さそうでした。
メンバーが作った石釜で、パンを焼いています。
朝はみんなで体操をします。 これがまた気分サイコーなのです!
◆ 三泊の研修でしたが、みんな優しく楽しく、住み心地もよく、帰るのが惜しい程でした。
この経験から、新得ならではの美味しいソーセージが作れるよう頑張ります! teru
スイーツの新商品ができました。
その名も、「さくらフィナンシェ」です。
共働学舎のチーズ、「さくら」を生地に練り込み、
桜の花と葉でほんのり香りのある、春らしさいっぱいの自信作です!
「さくら」チーズ製造期間中のみの“ミンタル”限定販売になります。
すべて手作りのため一度にたくさんは作れないので、
いつもあるとは限りませんが、出会えたあなたはラッキーかも? satoco
国際シンポジウム 「ソーシャル・ファームを中心とした日本と欧州の連携」に、
代表・宮嶋が、パネリストとして参加致しました。
■プログラム :
・「日本のソーシャルファームの発展にむけて」 炭谷 茂 氏
・「ソーシャル・ファームを中心とした障害者雇用の取り組み」
フィンランド/スウェーデン/デンマーク/UK/ドイツを含む欧州/の経験
■コーディネーター : 寺島彰 (浦和大学こども学部 教授)
パネリスト : 炭谷 茂/上野容子/宮嶋望/マリヤッタ・パランカ/ペニッラ・リンドグレン/
ラルス・レネ・ペテルセン/サリー・レイノルズ/ゲーロルド・シュフルツ/ 順不同
共催 : 国際交流基金/財団法人日本障害者リハビリテーション協会 ,
開催日時 : 2011年1月30日
開催場所 : 全国社会福祉協議会・灘尾ホール